三浦の6度目の先発マウンドは、彼が東北福祉大学時代を過ごした厳しい土地、仙台で行われた
しかし、期待に応えられず、5イニング1/3を投げた試合結果は、6安打2失点というものだった
この結果で今季は2敗目(2勝)を喫した三浦は、「無駄なボール球が多かった」と反省の弁を漏らした
序盤は順調に見えた三浦だが、3回に問題が発生
1死二塁の場面で1番・村林選手に、3ボール1ストライクから投じたスライダーをヒットされ、先制点を許してしまった
さらに、自身のボークと2つの四球が続き、1死満塁のピンチを招く結果となった
続く打者は退けたものの、1イニングで投球数が33球に達し、中盤以降への影響が大きかった
そして迎えた6回、無死の場面でカウント2-2から投じたスライダーが甘くなり、4番の伊藤選手に左翼席に運ばれ、追加点を許してしまった
さらに1死後には、ゴンザレス選手と宗山選手に連打を浴び、ここで降板となった
そして、試合の終わりには107球を投げ込んでいた
三浦は「毎回5イニングで100球近く投げている
ストライク先行の投球ができていない」と嘆いた
6度の登板で、いずれも6回を投げきれないという傾向が続いている
次なるヒントを求めた三浦は、先日のソフトバンク戦で4イニング1/3で5失点を喫した後、8日のロッテ戦の勝ち頭・松葉投手の投球をベンチから観察し、そのリズムとテンポの良さに学びを得た
「打者に考える時間を与えないほどテンポがいい」と感じた彼だが、その成果をマウンド上で表現することは、まだ容易ではなかった
試合の結果は中日チームにとって厳しいものでしたが、三浦投手の反省の言葉から見える成長の兆しも感じられます。タフなマウンド上での課題を見つめながら、次回の登板をどのように改善していくのかが期待されます。冷静な分析をもとにした今後の投球に注目です。
キーワード解説
- ボークとは?試合中の投球ルール違反の一種で、投手が一時的に投球動作を中断したり、違反した動作を行うことによって発生します。これにより、走者は進塁できる場合があります。
- ストライク先行とは?投手が先にストライクをとることを目指す投球のスタイルで、打者にプレッシャーを与えることができます。これにより、投球のリズムをつくることが可能となります。

