中日・三浦、またも6回の壁を突破できず 反省点が見えた登板結果

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◇12日 交流戦 楽天4―0中日(楽天モバイルパーク宮城) 中日ドラゴンズの三浦投手が、6回の壁を乗り越えられず、交流戦での登板がまたも不完全燃焼に終わった

三浦の6度目の先発マウンドは、彼が東北福祉大学時代を過ごした厳しい土地、仙台で行われた

しかし、期待に応えられず、5イニング1/3を投げた試合結果は、6安打2失点というものだった

この結果で今季は2敗目(2勝)を喫した三浦は、「無駄なボール球が多かった」と反省の弁を漏らした

序盤は順調に見えた三浦だが、3回に問題が発生

1死二塁の場面で1番・村林選手に、3ボール1ストライクから投じたスライダーをヒットされ、先制点を許してしまった

さらに、自身のボークと2つの四球が続き、1死満塁のピンチを招く結果となった

続く打者は退けたものの、1イニングで投球数が33球に達し、中盤以降への影響が大きかった

そして迎えた6回、無死の場面でカウント2-2から投じたスライダーが甘くなり、4番の伊藤選手に左翼席に運ばれ、追加点を許してしまった

さらに1死後には、ゴンザレス選手と宗山選手に連打を浴び、ここで降板となった

そして、試合の終わりには107球を投げ込んでいた

三浦は「毎回5イニングで100球近く投げている

ストライク先行の投球ができていない」と嘆いた

6度の登板で、いずれも6回を投げきれないという傾向が続いている

次なるヒントを求めた三浦は、先日のソフトバンク戦で4イニング1/3で5失点を喫した後、8日のロッテ戦の勝ち頭・松葉投手の投球をベンチから観察し、そのリズムとテンポの良さに学びを得た

「打者に考える時間を与えないほどテンポがいい」と感じた彼だが、その成果をマウンド上で表現することは、まだ容易ではなかった

試合の結果は中日チームにとって厳しいものでしたが、三浦投手の反省の言葉から見える成長の兆しも感じられます。タフなマウンド上での課題を見つめながら、次回の登板をどのように改善していくのかが期待されます。冷静な分析をもとにした今後の投球に注目です。
キーワード解説

  • ボークとは?試合中の投球ルール違反の一種で、投手が一時的に投球動作を中断したり、違反した動作を行うことによって発生します。これにより、走者は進塁できる場合があります。
  • ストライク先行とは?投手が先にストライクをとることを目指す投球のスタイルで、打者にプレッシャーを与えることができます。これにより、投球のリズムをつくることが可能となります。

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