この試合の中で、注目を集めたのが水谷瞬外野手（24）です
水谷選手は「1番・右翼」でスタメン出場し、6回に完封を免れた右越えの2号ソロ本塁打を放ち、また4打数3安打1打点という成績を収め、今季初の猛打賞を達成しました
水谷選手は、今季は左脇腹痛の影響で出遅れたものの、4月に一度昇格するも状態が上がらず再調整を行っていました
交流戦から満を持して1軍に戻ってきたいわば“交流戦史上最高打率男”が徐々に本領を見せ始めています
打席に立った際、彼のバットから鋭い振り切りによって出る音が、確かな手応えを伝えていました
特に6回先頭で、広島先発・森下の初球148キロを捉えた本塁打は、この日を象徴する1打となりました
初回、6回、8回とイニングの先頭に立ち、その全てで出塁した水谷選手は、リードオフマンとしての役割を果たしました
彼は試合後に「後半の先頭打者だったので、何とか出塁と思って打席に入りました
久々の一発になって良かったです」と語り、喜びを表現しました
昨季の交流戦では、史上最高打率の4割3分8厘を記録し、首位打者及び交流戦MVPに輝いています
今年の成績は29打数10安打で打率3割4分5厘、出塁率は4割7分2厘という素晴らしい数字を残しており、ファンの期待が高まっています
監督の新庄も「ずっといいんでね
あっちの方向（右翼）に打てる選手なんで、乗ってきたんじゃないですか」と、さらなる活躍に期待を寄せています
残りの交流戦は8試合
水谷選手の“交流戦男”としての本領発揮が今後どのように展開されるのか、注目です
この試合での水谷選手の活躍は光りましたが、チーム全体としては敗北を喫しました。水谷選手は昨季実績を持ち、期待される選手であり、今後の性能に注目が集まります。戦績に上下はあるものの、個々の選手の成長と調子が試合に与える影響の大きさを改めて感じる出来事でした。
キーワード解説
- 猛打賞とは？：猛打賞は、1試合で3回以上のヒットを記録することを指し、特に重要な試合での高打率を示すものとしてプレイヤーの評価に寄与します。
- リードオフマンとは？：リードオフマンは、イニングの最初に打席に立つ選手を指し、出塁してチャンスメークを図る役割を担っています。
- 交流戦とは？：交流戦は、プロ野球においてセリーグとパリーグのチームが対戦する特別な大会で、チーム同士の力を測る場として重要です。
