この勝利により、楽天は3連勝を達成し、5カードぶりの勝ち越しとなった
3連勝は4月19日から23日にかけての4連勝以来のことだ
試合は4対4の同点で迎えた延長10回、2死一、二塁の場面で途中出場した石原彪捕手が今季初の安打を左前に放ち、そのまま試合を決めるサヨナラ打となった
石原は試合の8回から捕手として出場しており、守備でもチームに貢献した
9回にはリードした状態で5番手の加治屋が押し出し四球を与え、同点に追いつかれたものの、なおも1死満塁のピンチを迎えた
阪神の小幡選手の二塁へのライナー性の打球を小深田選手がワンバウンドで捕球し、本塁へ送球
その際、石原が三塁走者を封殺するプレーを見せ、その後に一塁走者も封じる「4-2-6」の珍しい併殺を完成させ、追加点を許さなかった
三木監督は、昨季まで2軍監督として石原を指導していたこともあり、「捕手が試合途中からリードするのは非常に難しいと思う
冷静にセカンドに送球するプレーを見せた石原に大きな成長を感じた」と語った
石原本人も状況を冷静に判断しつつ、ドラフト1位ルーキーの宗山選手にプレーのついての指摘を行い、チームのさらなる成長に意欲を示した
今回の試合で楽天が延長戦を制したことは、チーム全体にとって大きな自信となるでしょう。特に、途中出場した石原選手の活躍が際立ちました。監督の目が石原に向けられる中、彼が冷静にプレーを進められた点も注目すべきです。今後の試合でもこの勝利の勢いを持続し、さらなる成績向上を期待したいところです。
キーワード解説
- サヨナラ打とは？試合が同点またはリードされている場合に、最後の打者によって勝利を決定づけるヒットのことを指します。
- 併殺とは？同時に2人の走者をアウトにするプレーで、特に内野でのダブルプレーが一般的です。
- リードとは？投手がどのようにバッターと対戦するかを示すために使用される戦略や指示のことです。
