試合は楽天モバイルパーク宮城で行われ、延長11回に阪神の4番・佐藤輝明内野手が右中間に特大の飛球を放った場面で起きました
この打球に対して佐藤選手は確信歩きをしながら一塁へ向かう姿が見受けられ、結果的にシングルヒットに終わりました
掛布氏はその光景に対して厳しい批判を行い、「ホームラン感覚は理解できるが、球場の風やサイズを考えれば、全力で走るべきだ」と指摘しました
特に、右中間は最深部であり、球場の特性に応じた適切な走行が求められるのに対し、佐藤選手は7割の力で走ることさえ怠ったため、後続のプレーに悪影響を及ぼす可能性があると警告しました
掛布会長はまた、自身も阪神の4番として数々のホームランを記録した経験から、「4番としてのプライドを持ち、強さを見せることが重要」と述べ、佐藤選手に対して「気持ちは分かるが、走ってほしい」と愛情のあるダメ出しを行いました
さらに、掛布氏は佐藤選手がプレー後にベンチで指導を受ける重要性を強調しました
「コーチが選手の前で厳しく指導できれば、佐藤選手の野球も変わる」と語り、今後の成長を期待する発言をしました
阪神タイガースの佐藤輝明選手の確信歩きは、野球の基本である「全力でプレーする」姿勢に反するもので、多くのファンから不安視されています。掛布雅之OB会長による指摘は、選手育成に対する熱い期待の表れでもあるでしょう。指導者やコーチの役割が如何に重要かを考えさせられる一幕でした。
キーワード解説
- 確信歩きとは？：打球を見て、打った選手が「ホームランだ」と思い込んでゆっくり歩くことを指します。この行動は、真剣にプレーする態度が求められるプロスポーツでは好ましくないとされています。
- 4番とは？：野球において、チームの中で最も打撃能力の高い選手が打つポジションです。4番は通常、ホームランを打つ役割を担い、チームの得点を狙う重要な位置です。
