しかしながら、セ・リーグでは依然として2位のDeNAと2.5ゲーム差で首位を維持しています(6月16日時点)
そんな中、阪神の伝説的選手である掛布雅之氏が、6連敗の背景や今後の戦略を語っています
リズムが崩れる中での6連敗—チームとしての我慢が試される
掛布氏は、「藤川監督が交流戦前に、岡田前監督時代とは異なる布陣で戦い始めたことが影響している」と述べ、特にプレイヤー変更によりチームのリズムが崩れやすいと指摘しました「佐藤選手や森下選手、さらに外国人選手の起用が影響し、野球のリズムが乱れた可能性が高い」と語ります
また、17日から甲子園で行われるロッテとの3連戦が阪神にとって極めて重要な試合になると強調しました
リリーフ陣の負担が重くなっている
掛布氏は、阪神のリリーフ陣に疲労が蓄積している可能性についても言及しました特に、6月6日のオリックス戦で頭部に打球を受けた石井大智選手の離脱は、リリーフ陣に大きな影響を与えていると指摘
「先発をもう1イニング引っ張る采配をしても良いのではないか」との見解を示しました
さらに、「先発投手がもう1イニング投げることでリリーフ陣への負担を軽減できる」と語り、選手の体力消耗についても触れました
球数と出力の関連性
球数を抑えること以上に、「ピンチに追い込まれた際の出力が重要」と掛布氏は語ります同じ94球でも、どう投げたかによって体力の消耗度は異なるという考えを示しました
元巨人投手の江川卓氏の言葉を引用し、先発ピッチャーは前半に出力を抑えることが重要だと指摘しました
現在の阪神タイガースは、交流戦での厳しい戦績が続いており、特にリリーフ陣への負担が課題です。掛布雅之氏の指摘から、選手の体力管理や采配の工夫が今後の鍵となるでしょう。
キーワード解説
- リリーフ陣とは? リリーフ陣とは、先発投手が降板した後に登板する投手たちを指します。試合終盤に失点を防ぐ役割を担い、チームの勝利を支える重要な存在です。
- 交流戦とは? 交流戦とは、セ・リーグとパ・リーグのチームが対戦する特別な試合形式です。通常のリーグ戦とは異なり、異なるリーグのチーム同士が対戦することで、より広い目線での競争が生まれます。

