チーム状況が芳しくない中で行われたこの試合では、阪神が先制点を奪うところからスタートした
試合の流れ
阪神は新たに加わった中野拓夢選手の中前適時打で、一回裏に先制点を獲得したこの回の攻撃では、近本光司選手が2死から左翼線に二塁打を放ち、その後中野選手が1ボール2ストライクの状況から甘く来た直球を見逃さず、中前に打ち返した
中野選手は試合後のインタビューで「チカ(近本)さんが初回に続いてチャンスメークしてくれたので、思い切って打ちにいくだけでした」と気持ちを語った
中野選手の打撃向上の理由
中野選手は今季の春先、打撃に苦しんでいたが、ある時に井上広大選手の米国製バットを使ったことで打撃成績が急上昇し、一時3割を超える打率を記録したこれにより、他球団の首脳陣からは「中野が打ち出したのが嫌」と言われるほど、チームの打線に活気を与える存在となった
投手陣の影響
しかし、阪神は投手陣の要であった石井大智選手が試合中に頭部に打球を受け、6月7日に離脱してしまったこの影響でチームの歯車が狂い始め、敵地での西武、楽天戦では6連敗を喫している
甲子園に戻り、再び流れを変えたかったが、試合の七回には逆転を許し、またしても勝ち星を逃す結果となった
今回の試合は、阪神にとって厳しい状況からの脱出を目指す重要な試合でしたが、勝てなかったことによりチームの士気に影響が出る可能性があります。中野選手の活躍は明るい材料ですが、投手陣の安定性が求められる中で、今後の試合がどう影響していくか注目です。
キーワード解説
- 中前適時打とは? 中前適時打は、打者が打ったボールが内野手や外野手の守備の間を通り抜けて、他の走者が得点する際に役立つヒットを指します。
- 米国製バットとは? 米国製バットは、主にアメリカで生産される野球のバットで、木材の品質やデザインが独自であり、打撃に影響を与えることがあります。
- 中継ぎとは? 中継ぎは、スタート投手が試合前半を投げた後の投手で、投手リリーフとして試合後半で登板し、ゲームの流れを保つ役割を担います。

