伊藤将、約347日ぶりの勝利でチームの連敗ストップ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
(日本生命セ・パ交流戦、阪神8-1ロッテ、2回戦、1勝1敗、18日、甲子園)阪神タイガースの伊藤将投手が6月18日の試合で、ロッテに勝利を収め、チームの連敗を止める重要な役割を果たした

伊藤はこの日、6回を投げて9安打を浴びながらも1失点という粘り強い投球を見せ、昨年7月6日のDeNA戦以来、347日ぶりの勝利を手にした

この勝利について伊藤は「1年ぶりの勝利は長いと思います」と照れくさそうに語った

試合の序盤、伊藤は1回、2回、3回と先頭打者に安打を許したものの、キャッチャーの坂本誠志郎が盗塁を2回刺し、ピンチを切り抜けた

6回には1死から3連打を浴びて満塁となるも、安田の中犠飛で1点を失うにとどまった

伊藤は「ピンチでしっかりコースに投げ切れたことが自信になった」と述べ、自己の成長を感じているようだった

伊藤は今季初先発となった11日の西武戦では7回⅔を投げて4安打無失点という好投を記録するも勝ち星には結びつかなかった

昨季は成績が振るわず、4勝に終わり、今季は開幕ローテから外れての2軍生活も強いられていた

彼は「課題は直球のキレを取り戻すこと」とし、自身を見つめ直し、友人やコーチからの助言を求め続けた

伊藤は「めっちゃ考えすぎても意味がない

いったんリセットして感覚でやってみようかなと」と気持ちを切り替え、直球の球速も徐々に140キロから145キロにまで回復した

そして、6月11日に1軍に再昇格し、連続して好結果を残している

今後の試合については「先発も疲れてくるし、どこかでチャンスが絶対あると思いながら2軍で投げていた

ここから、どんどんチームに貢献できたらいいなと思います」と意気込みを語っている

今回の試合で伊藤将選手が久しぶりに勝利を収めたことは、彼にとって非常に大きな意味を持ちます。特に約347日間の空白があったため、勝利の喜びはひとしおです。また、キャッチャー坂本選手の活躍によってピンチを乗り越えたことも、チーム全体に良い影響を与えたでしょう。今後の彼の巻き返しに期待が高まります。
キーワード解説

  • 粘投とは?:投手がピンチに陥った時でも冷静に投球を続け、失点を最小限に抑える投球スタイルを指します。
  • 直球とは?:投手が持つ基本的な球種の一つで、ほとんど回転をかけずにストレートに投げるボールのことです。速く、力強い球を指します。
  • 盗塁とは?:バッターがヒットを打っていない状態で、次の塁に進むために走ることを指します。守備側のキャッチャーはこれを阻止する役割があります。
  • バックアップとは?:先発投手が不在の場合に代わりを務める選手を指します。この場合、伊藤選手は自らのポジションを確立しようとしていることが示されています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。