東濃実の勝野修令選手、兄の背中を追い夏の甲子園を目指す

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第107回全国高校野球選手権大会(通称:甲子園)の代表校を決める岐阜、静岡、長野大会の組み合わせ抽選会が21日に行われ、出場する63チームが発表された

岐阜大会は7月5日に開幕し、スケジュールが順調に進めば28日にはぎふしん長良川球場で決勝が行われる予定だ

この大会に意気込みを見せるのは、東濃実業高等学校の勝野修令選手(3年)

彼は、中日ドラゴンズの勝野昌慶投手(28)を兄に持ち、その姿を見て育った経歴を持つ

修令選手は、兄譲りの負けん気の強さを活かし、チームを1993年夏以来の甲子園に導くことを目指している

勝野選手は「チームは32年間、甲子園に出られていない

フルパワーで流れを変えるピッチングをして、甲子園に行きたい」と意気込みを語った

彼はリリーフエースとして活躍し、最速140キロの直球とフォークを武器とする投手に成長している

金井辰彦監督からは「逃げてボール球を投げたりせず、バッターと勝負できるところが魅力」と信頼を寄せられている

修令選手は、高校入学後は怪我に悩まされていたが、今春の県大会では右肘を痛めてベンチ外となった

その間、体の柔軟性を向上させ、投球時のステップ幅を5足半から6足半に広げるなど努力している

「体を使えるようになってきた」と成果を実感し、さらなる成長を遂げつつある

彼の兄、昌慶選手は、5月6日のDeNA戦で球団日本人最速記録となる160キロをマークし、修令選手もその数字に驚きを隠せない

「夏には145キロを出したい」と目標を設定し、その思いは強い

勝野選手のマウンドには、彼自身の思いを込めた特別なグラブがある

それは、名字の「勝野」と「勝利」への思いを込めて「勝」と刺しゅうが施されたものである

彼は兄におねだりし、高校1年の冬にそのグラブを手に入れた

強気の投球で、甲子園まで「勝」を積み重ねていきたいと語る

勝野修令選手の情熱と努力が、彼を成長させているのが伺える。兄の影響を受けながらも自らの力を信じ、甲子園を目指す姿勢は、他の若い選手たちにも良い影響を与えるだろう。彼の成績や成長は、これからの高校野球において注目されるだろう。
キーワード解説

  • 甲子園とは?高校野球の全国大会で、優勝校が栄光のトロフィーを手にします。
  • リリーフエースとは?試合の途中から登板し、主に抑えの役割を担うピッチャーを指します。
  • 柔軟性とは?体を自由に動かせるかどうかを示す能力で、運動において重要です。

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