セ・リーグでは、2位のDeNA、首位の阪神、2位の広島と相次いで対戦する4位の巨人、パ・リーグでは首位独走を狙う日本ハムが特に注目されています
スポーツニッポン評論家の槙原寛己氏が、両リーグの現状と今後のポイントを分析しました
巨人の課題と岡本選手の復帰時期
巨人にとって、リーグ再開後の鍵となるのは、左肘じん帯を損傷し現在離脱中の主砲、岡本選手の復帰時期です岡本選手は5月6日に負傷し、おおよそ全治3カ月と見込まれているものの、復帰の具体的な時期は依然として不透明です
槙原氏によると、彼が万全な状態で戻るのは早くて8月の上旬、最悪の場合はお盆明けになる可能性もあります
打線の状態とリーダーシップの必要性
岡本選手の復帰まで、巨人の首脳陣は5割勝率を維持したいと考えています現在、3番の泉口選手、4番の吉川選手、5番の増田陸選手が良い打撃を見せていますが、チーム全体の打線は連携が不足しており、得点力が減少しています
特に、ベテランの丸選手や坂本選手、若手の門脇選手の状態が上がらなければ厳しいと言われています
岸田選手の役割と成績分析
岸田選手には、巨人浮上のカギとして大きな期待が寄せられています開幕以来、捕手としてのリーダーシップを発揮しているものの、5月の月間打率は1割台と振るわず、守備面でも盗塁阻止率が物足りない結果となっています
しかし、打点では甲斐選手を上回る成果を上げており、試合での貢献度も高いとしています
投手陣の整備とローテーション再編
投手陣に関しては、ローテーションの再編が急務です再開後、力強いピッチングを見せている山崎選手をカード頭に据え、他の先発投手陣との組み合わせも必要となります
特に、井上選手には不安が残ることから、早期の組み替えも視野に入れています
投手陣が安定すれば、救援陣も活きてくるでしょう
プロ野球が再開するにあたり、各チームの選手状況や戦略が浮き彫りになっています。特に巨人では岡本選手の復帰が注目されており、打線の連携や投手陣の安定も課題となっています。これからの試合に期待が高まります。
キーワード解説
- 岡本選手とは?プロ野球において、主に肩や肘の故障により試合に出られない選手の例です。
- 打点とは?打席に立った選手が安打などにより得点を挙げることで付与される数値です。
- リーダーシップとは?チームをけん引するための影響力や責任を持つことを指します。
- ローテーションとは?選手が試合に出る順番を組んでいくことを意味します。

