特に、昇格を目指す選手にとっては、ファーム（いわゆる二軍）でのパフォーマンスが重要になります
ファームとは、プロ球団が持つ下部組織で、多くの若手選手が育成される場所です
しかし、二軍でどれほど好成績を残しても一軍からの声がかからないことがあり、現役選手たちには厳しい現実が待ち受けています
今回は、広島東洋カープで今季、ファームで目覚ましい活躍を見せている松本竜也選手に焦点を当てます
松本竜也選手のプロフィール
・投打：右投右打・身長／体重：178cm／100kg
・生年月日：1999年9月18日
・経歴：智弁学園高 - ホンダ鈴鹿・ドラフト：2021年ドラフト5位
キャリアのハイライト
ルーキーイヤーには50試合に登板し、チームのブルペンを支えた松本竜也選手智弁学園高を卒業後、ホンダ鈴鹿を経て、2021年のドラフトで広島東洋カープに入団しました
初年度は開幕一軍入りを果たし、リリーフとして活躍しました
その結果、シーズン終わりには4勝2敗4ホールド、防御率3.56という成績を残しました
苦しいシーズンからの復活
ところが、2023年には開幕一軍をスタートさせながらも、不安定な投球が続き、5月中旬以降は二軍での生活を余儀なくされました一軍での出番はわずか13試合にとどまり、シーズンの終わりにようやく12試合登板を果たしました
プロ4年目となる今季は、オープン戦でのパフォーマンスが振るわず、結局開幕二軍からのスタートとなりました
ファームでの好成績
それでも松本選手は、二軍での試合で20試合に登板し、1勝1敗2セーブ、防御率1.66という安定した成績を収めていますこの成績が評価され、彼の一軍昇格が期待されるようになりました
松本竜也選手のファームでの活躍はチームにとって非常に明るい材料です。多くの選手が一軍入りを夢見る中、二軍での安定したパフォーマンスはアピールとなり、一軍昇格の足がかりにもなります。今後、彼の復活劇に期待が寄せられます。
キーワード解説
- ファームとは？：ファームとはプロ野球球団の下部組織のことで、主に若手選手や怪我から復帰する選手が試合に出て経験を積む場所を指します。
- 防御率とは？：防御率とは、投手が失点をどれだけ抑えられたかを表す指標で、少ないほど良い成績とされます。一般的には適用試合数に対して自責点を換算して計算します。
- リリーフとは？：リリーフとは、試合中に先発投手が降板した後に登板する投手のことを指し、特に重要な場面での登板を任されることが多いです。
