阪神中野がカムバックを印象づける活躍、ヤクルト戦での足攻めが鍵に

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<ヤクルト4-3阪神>◇27日◇神宮 阪神タイガースの内野手、中野拓夢選手(28)が、交流戦最終戦でのヤクルト戦にて、見事な足技で“カムバック”を印象づけた

彼は22日のソフトバンク戦で頭部死球を受け、その後の状態が心配されていたが、4日間の空き日程が功を奏し、28歳の誕生日を迎えるこの日に「2番二塁」で先発出場

観客の前で鮮やかなプレーを見せた

足で魅せた中野のプレー

中野は、試合初対戦の右腕、ランバート投手からなかなかヒットを打つことができずにいたが、4回裏に先頭打者として中前打を放った

この中前打は、その後の攻撃を活性化させるきっかけとなった

その後、続く森下選手がカウント2-2と追い込まれたものの、ベンチからの指示で「ランエンドヒット」が決定した

ランエンドヒットとは

ランエンドヒットとは、バッターが打席に立っている間にランナーがスタートを切り、同時にバッターもヒットを狙う戦術です

この戦法を用いることで、失敗した際にもランナーが怪我をしにくくなります

中野は、森下選手のバッティングでの当たりを見計らい、ノンストップで三塁へ進んだ

この果敢な走塁に焦る形となったのがオスナ選手で、結果的に悪送球をしてしまう

ボールが外野に転がる間に、中野は先制のホームを駆け抜けた

盗塁数のリーダー

阪神チーム全体の盗塁数はリーグダントツで61

中野自身の盗塁数もその内10を占め、この日の活躍はチーム全体の勢いを生む要因となった

さらに、大山選手の左前打により森下選手は本塁を狙うという冒険を試みるも惜しくもアウト

そして、ヘルナンデス選手の浅い中前打からは佐藤輝選手が本塁に突入し、見事にセーフをもぎ取った

未来への期待
試合後、中野は「勝てるように頑張りたい」と語り、その言葉にはチームへの信頼と期待が反映されていた

彼の果敢なプレイは、新たなスタート地点での決意を示すものであり、今後の活躍がますます期待される

阪神の中野選手は、自身の誕生日に見せた活躍でチームにとって欠かせない存在感を再確認させました。交流戦での足攻めによる点の取り方は、今後の試合でも鍵となる可能性があります。彼のプレイはファンにも力を与え、チーム全体のモチベーションの向上につながることでしょう。
キーワード解説

  • カムバックとは? カムバックとは、スポーツ選手が以前の調子や能力を取り戻し、再びチームに貢献することを指します。
  • 盗塁とは? 盗塁とは、ランナーが投球されるタイミングで次の塁に走り、相手チームの捕手によってアウトにされることなく成功する行為を言います。
  • ランエンドヒットとは? ランエンドヒットとは、バッターが打席に立っている間にランナーがスタートを切り、同時にバッターもヒットを狙う戦術です。

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