阪神・中野、誕生日に猛打賞でヤクルト戦を勝利に導く

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阪神タイガースの内野手、中野拓夢選手(29)が6月28日の東京・神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズ戦において、「2番・二塁」として先発出場し、4打数3安打1盗塁を記録しました

この活躍で、阪神は2-0で快勝し、中野選手は自身の20代最後のバースデーを猛打賞(3安打)で飾ることができました

この日の神宮球場は、最高気温34度という厳しい条件で、人工芝からの照り返しによって体感温度は42度に達しました

しかし、中野選手はそのような環境にもかかわらず、試合中の集中力を維持し続けました

打撃での貢献に加え、中野選手の守備力も際立っていました

彼は一塁・二塁間や三遊間に飛んだ難しい打球を幾度となく好捕し、ヤクルト打線を抑える「シャットアウトリレー」に貢献しました

その姿は、プロフェッショナルとしての技術と誇りが表れており、試合後に藤川球児監督も「彼にとってはそれが普通のプレーですから」と最大限の賛辞を送ったとのことです

試合は僅差で進行し、7回と8回にはそれぞれ先頭打者が出塁する場面もありましたが、中野選手は連続して4-6-3の併殺を成立させ、危機を乗り越えました

試合後の中野選手は「まずは守備からというのは常に心がけています」と語り、送球ミスがあっても遊撃手の小幡選手がフォローしてくれたことに感謝しました

この日3安打を打ったことで、中野選手の打率は3割1分2厘に上昇しました

首位打者のタイトル獲得も視野に入る位置にいますが、彼は「数字を意識しすぎると良いことはないので、その場その場でどういう打撃をするべきかを考えながら打席に入りたい」とコメントしています

2020年ドラフトで6位指名を受けた中野選手は、地道な『普通のプレー』を積み重ね、一流選手への道を歩み続けています

中野選手の活躍は、誕生日という特別な日においても変わらない姿勢を示しています。厳しい気象条件の中でも集中力を保ち、攻守で貢献する姿には、プロ選手としての意地と誇りが感じられます。さらに、『普通のプレー』を重視する姿勢が、今後の成長にもつながることでしょう。
キーワード解説

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