試合当日の神宮球場のグラウンドは気温が40度を超える過酷な条件だったが、デュプランティエは7回を投げて3安打無失点という素晴らしい成績を残した
ピッチャーとしての功績
試合後、デュプランティエは「いい登板ができました」と語り、捕手の坂本選手の素晴らしいリードとスコアラーのデータが自分の投球を支えたと感謝したまた、投球においてはカウントを有利に進め、ピンチをゴロで打たせて乗り切ることができたと振り返った
立ち上がりのピンチを乗り越え
初回、先頭打者の並木選手に左前打を許し、1死二塁のピンチを味わったが、デュプランティエは冷静に後続を抑えこの局面を突破した以降、2回以降はランナーを二塁に進ませず、安定した投球を続けた
多彩な投球で相手打線を翻弄
デュプランティエは、真っすぐ、スライダー、カーブ、チェンジアップを駆使し、ヤクルト打線を翻弄した序盤には最速154キロを計測し、7回2死には宮本選手を見逃し三振に仕留めるなど、その力強い直球で相手を寄せ付けなかった
ファンの応援が力になった
酷暑の中で観客席に詰めかけた虎党の声援は、デュプランティエの力となった「ファンの応援のおかげで疲れずにエネルギーにあふれて投げることができました」と彼は語った
これにより、デュプランティエは来日初の完封を含め、前回のロッテ戦から16イニング連続無失点を達成した
家族との絆
デュプランティエは、父のジョンさんが7月上旬に来日する予定であることを明かした彼は少年時代に母に叱られた際、父の存在が恐れの対象だったことを振り返りつつ、今の自分があるのは父のおかげだと感謝の意を表した
「恩返しするために、まだまだ白星を積み重ねる」と意気込みを語った
今回の試合でデュプランティエ投手が見せたピッチングは本当に圧巻でした。暑さの中での投球もそうですが、チームとファンのサポートを受けたという彼のコメントからも、選手がどれだけ周囲の力に助けられているのかが分かります。こうした活躍が続けば、阪神にとって貴重な戦力となることでしょう。
キーワード解説
- ピッチングとは？ 野球において、ピッチングは投手がボールを打者に投げる技術のことを指します。投手の投球力や球種の多さが試合の結果に大きく影響します。
- スコアラーとは？ スコアラーは、試合のデータを分析する役割を持つ担当者です。選手の成績や相手チームの傾向を把握し、戦略を練るための情報を提供します。
- 完封とは？ 完封とは、ピッチャーが試合中に相手チームに得点を許さずに投げきることを指します。非常に高い技術力を必要とし、ピッチャーの実力を示す指標となります。
