ロッテ・木村優人、プロ初先発での奮闘と今後の展望
ロッテの若手ピッチャー木村優人が、18時からの楽天戦でプロ入り後2度目の先発登板を迎えるまだ2年目の高卒選手である木村は、開幕一軍を掴んだ際から順調にステップアップを続けており、プロ初登板となった3月30日のソフトバンク戦では、1回を無失点に抑え見事なプロ初勝利を挙げた
さらに、4月18日の楽天戦でのプロ初ホールド、5月15日の再び楽天戦で自己最速154キロを投じ、プロ初セーブもマークしている
これまでのシーズンではリリーフとして14試合に登板し、19回2/3を投げて1勝5ホールド1セーブ、防御率2.75という好成績を収めている
6月17日の阪神戦ではプロ初先発となり、4回を投げて3安打1失点の成績を残した
先発マウンドに立つ前は、同じ高卒2年目の寺地隆成と共に相手バッターの特徴について打ち合わせを行い、試合に臨む準備を整えた
初先発の経験とその感想
木村は「試合が始まってしまえば、相手バッターと対戦するので、長いイニングを逆に投げたいくらいの気持ちで甲子園での初先発のマウンドに立ちました」と振り返った昨シーズンはファームの公式戦で先発経験もあったが、一軍と二軍では先発後の疲労感に違いがあると感じた様子だ
「レベルも多少変わってくるところもありますし、初対戦の相手でもあったので、色々考えることやデータの難しさを感じつつ、ピッチングを続けていく中で相手バッターの特徴を見極めることができました
それが去年から成長した部分だと思っています」と述べた
今後の課題と期待
リリーフと異なり、先発ではさまざまな球種を投げられる利点についても触れ、自身の成長を感じている「中継ぎなら真っ直ぐが一番自信のあるボールですが、先発ではカーブを使ってタイミングを外し、真っ直ぐで押していくようなメリハリのある投球ができます」と述べた
今夜の試合では「前回4回1失点と自分の中ではイメージが良くなかったので、ボール球を減らして自分の投球ができるよう努力します
球数を減らし、力を入れるところはしっかり入れて、より長いイニングを投げたい」と、初勝利への期待を高めた
木村優人選手の成長と挑戦は、若手ピッチャーにとっての希望を感じさせるものである。今後も彼の投球が一軍での経験を通じて進化し、チームに貢献できることを期待したい。
キーワード解説
- 先発：先発とは、野球において試合開始時に投球を担当する投手のことを指します。試合の流れに大きな影響を与えるため、通常は経験豊富な投手が責任を持って投げる役割を担います。
- リリーフ：リリーフとは、自チームの先発投手が降板した後にその役割を引き継ぎ、ゲームを終わらせるために登板する投手のことです。通常、特定の場面で登板し、短いイニングを抑える役目を果たします。
- 防御率：防御率とは、投手が与えた得点数を投球イニングで割って算出される指標のことです。この数値が低ければ低いほど、投手の実力が高いことを示します。
