広島とヤクルトの試合が引き分け、床田投手の立ち上がりに課題

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 「広島2-2ヤクルト」(1日、マツダスタジアム)という対戦が行われ、延長十二回を経ても決着がつかず引き分けとなった

この試合に関する評論家の安仁屋宗八氏は、広島の先発投手、床田寛樹選手の投球に特に注目した

床田選手はこの試合で7回を投げて2失点の成績を残したが、安仁屋氏は、「最近、立ち上がりでのパフォーマンスが良くない」と指摘

完投を意識するのは悪くないが、「初回から全力で投げるべきだ」とアドバイスを送った

床田投手の課題と改善点

 初回の床田選手は、先頭打者の並木選手に対して、慎重な投球を見せ、ボールカウントが2-2になるまで相手に安打を許してしまった

その後、二死後にはオスナ選手と山田選手に連続して安打を打たれ、あっさりと2点を先取される結果となった

安仁屋氏はここで、床田選手の投球フォームに違和感があったと指摘し、「右足がインステップした後に崩れてしまっていた」と述べた

復調の兆しも見える床田選手

 しかし、その後は徐々に持ち直し、四回には一死満塁のピンチを迎えても、武岡選手を空振り三振に仕留める149キロの速球を見せ、完全に様子が変わった

安仁屋氏もその投球に対し、「全体重が乗った威力あるボールだった」と称賛した

床田選手は、7回で降板するまでヒットを許さず、立ち上がりでの不安定さをごまかすような投球を続けた

打線の状況について

 打線では、2番打者の末包選手が久しぶりにホームランを放つなどの活躍を見せた

通常、2番打者は送りバントやヒットエンドランなど、慎重な打撃が求められることが多いが、この試合では思い切ったスイングで良い結果を出した

とはいえ、チーム全体の打率はリーグで最も高いものの、重要な場面での適時打が不足しているという課題が残っている

今後への期待
 安仁屋氏によると、床田選手はこれまでにすでに5度の完投を果たしており、その経験は今後のパフォーマンスに生きるとみられる

初回からエンジン全開で投げることで、自分のペースを取り戻せると期待される

今日の試合では、広島の床田選手が先制点を許しながらも、途中から安定した投球を見せたことが印象的でした。打線の調子も良いのに、重要な場面での得点力不足が気になります。チームとしてこの課題に取り組むことで、さらなる成長が期待できるでしょう。
キーワード解説

  • 先発投手とは?
    先発投手は試合開始時に先頭で投げる投手で、チームが勝利するために重要な役割を担っています。
  • 完投とは?
    完投とは、先発投手が試合の最後まで投げ切ることを指し、自らのリズムを維持することが強く求められます。
  • 安仁屋宗八とは?
    安仁屋宗八は日本の元プロ野球選手であり、現在は評論家として活動しており、選手の技術や戦略に対する深い洞察を提供しています。

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