巨人・阿部監督、初の退場処分に至った過程を振り返る
◇セ・リーグ巨人0―1阪神（2025年7月2日 甲子園） 巨人の阿部慎之助監督（46）は、2日に行われた阪神戦で、自身の監督キャリアにおいて初めての退場処分を受けた試合は甲子園球場での熱戦となり、巨人は0-1で阪神に惜敗
この試合での阿部監督の退場は、監督就任2年目、通算219試合目の出来事であり、巨人監督が退場処分を受けるのは51年ぶりという異例の事態でもあった
退場の理由と背景
試合が進む中、巨人は0-0で迎えた8回、ピッチャー交代のタイミングで起きたリプレーに対する抗議が原因で阿部監督はグラウンドを退かなければならなかったリプレー検証では、阪神の二走・森下選手が本塁生還が認められる判定が覆された
それに対して阿部監督は強く抗議し、その結果、退場処分を受けるに至った
退場処分は、監督が試合進行に混乱を招くような行動を取った場合に行われることがある
試合後の阿部監督のコメント
阿部監督は試合後、退場処分について「見た限りではアウトに見えた」とし、選手の頑張りに対する想いも語った「自分を見失って、熱くなってしまった」と反省の弁を述べ、今後の試合に向けての切り替えを意識する姿勢を見せた
監督としては「選手たちに申し訳ない」という気持ちが強いことを明かした
記録に残る退場
巨人監督としての退場は1974年に遡り、当時の川上哲治監督以来51年ぶりとなるさらに、2リーグ制以降では、水原円裕監督に次ぐ3人目の事例となり、歴史的な瞬間とも言える
| 年 | 監督 | 退場試合 |
|---|---|---|
| 1974 | 川上哲治 | 大洋戦 |
| 1956 | 水原円裕 | 不詳 |
| 2025 | 阿部慎之助 | 阪神戦 |
キーワード解説
- 退場処分とは？監督が試合進行を混乱させる行動をした場合に、主審が判断して行う処分のこと。
- リプレー検証とは？試合中に起こった判定について、映像を使って再確認するプロセスのこと。
- 監督とは？野球チームの戦略を立て、選手を指導し試合を指揮する人のこと。
