8回2死二塁
阪神先発の大竹耕太郎投手(30)は巨人泉口を左飛に仕留めると、あらん限りの力を込め、ほえた
「自分の気合を野手の皆さんに伝えるというか、打撃陣を鼓舞するという気持ちで表現しました」直後の8回裏に味方打線が決勝点をゲット
自身4連勝で今季4勝目を挙げ、試合後は笑みがはじけた
省エネ投球で巨人打線を封じた大竹は、8回を89球で7安打無失点という圧巻の成績を収めた
無四死球でテンポ良く、奪三振ゼロで打たせて取った
1イニングの最多球数は初回の14球、最少は4回の8球
「ボールと精度は全然だった
その中でどうやっていくか(捕手の)坂本さんと一緒に臨機応変に対応できた」と本人はコメントした
登板3日前の6月29日が誕生日で、30歳初の先発登板を白星で飾ることができた
大竹の好投の背後には、彼の学生時代の経験が生きている
出身校の済々黌(熊本)は毎年300人近くの国公立大学の合格者を出している著名な公立進学校であり、大竹も運動だけでなく学業にも秀でていた
彼の勉強法はユニークで、自室を使わず、家族がいるリビングでテレビをつけたまま勉強するスタイルを採用していた
これにより、彼は集中力を高めることができたと言う
試合当日は4万2637人がスタジアムに詰めかけ、超満員の甲子園で投げる大竹の姿は印象的だった
巨人ファンの声援などの雑音の中でも「無音ではなく“有音”の環境でこそ集中力を研ぎ澄ませた」と振り返る
チームも4試合でわずか1失点という素晴らしい守りを見せ、今季18度目の完封勝利を達成した
藤川監督は大竹の投球を称賛し、「もう言うことがない」と称えた
30代として初めての登板で最高のスタートを切った大竹に、今後の更なる活躍が期待される
今回の試合では、阪神の大竹投手が見事な投球を見せ、無失点で巨人打線を抑え込みました。大竹の集中力や判断力が際立ち、勝利に貢献したことは特筆すべき点です。特に、学生時代の勉強法が野球にも良い影響を与えているという話は、非常に興味深いです。今後の活躍にも期待が高まります。
キーワード解説
- 省エネ投球とは?:投手が疲れを最小限に抑えつつ、効果的な投球を行うこと。無駄に球数を投げず、安打を許さないための戦略が必要。
- 奪三振とは?:打者を三振に打ち取ること。通常、投手の実力を示す重要な指標の一つであり、チームの防御率にも影響を与える。
- 完封勝利とは?:投手が試合中に一度も得点を許さずに終える勝利のこと。これにより、相手チームにとって非常に厳しい結果となる。

