大野の投球はまさに圧巻で、8回まで84球を投げ無失点
特に、100球以内で試合を完封する「マダックス」という投球が見えるところだったが、9回1死二、三塁の場面でオスナに1球投げた後、左足ふくらはぎがつり、降板となった
中日はこの試合に負けてしまったら借金が10となる危機的な状況だった
前カードのDeNAとの3連戦では、いずれも初回に先発投手が3点以上を失っていたことから、大野も「初回は取られないように意識してプレッシャーがあった」と語った
そのため、安打や四球を与えながらも無失点で切り抜け、徐々に調子を上げていった
また、4回には赤羽の投手前の小フライに迷わず飛び込み好捕するなど、気迫でチームを鼓舞した
守護神である松山が上肢のコンディション不良で離脱したため、その分の責任も背負った
9回途中まで投げた大野の貢献は極めて大きかった
井上監督は大野の足を引きずりながらのお立ち台への登場を見て「出るんかい！」と苦笑いしつつ、「あそこまでいけるとは思っていなかった
ナイスピッチング」と称賛した
5日の先発は39歳の涌井、6日は34歳の松葉が控えている
36歳の大野は勝利の喜びを味わいながら、「おじさん第1号が勝利で飾れてよかった」と笑顔を見せ、隣の23歳の岡林からは「ドームは（気温）25度くらいで足をつってるようではまだまだ」と突っ込まれた
大野はチームのムードを明るくし、勝利を手にした
今回の試合で中日の大野投手が見せた好投は、今後のチームにとって重要な勝利となりました。特に、連敗を止めたことは士気にも影響しますし、投手陣の安定感を取り戻すきっかけにもなるでしょう。大野の投球には多くの選手たちが影響を受け、チーム全体のパフォーマンス向上につながることが期待されます。
キーワード解説
- マダックスとは？：野球において、投手が100球以内で完封試合を達成することを指します。この戦法は、投球の効率性や投手のコントロールの良さを示す重要な指標のひとつです。
- 守護神とは？：野球でピッチャーの中で最も重要な役割を担う選手で、主に試合の終盤に登板し、リードを守る役割を果たします。
