彼は6月中日に金銭トレードで移籍し、わずか1カ月でセットアッパーの役割を掴み取った
セットアッパーとは、試合の終盤に試合を締める重要な役割を持つリリーバーのことで、チームにおける勝利のカギを握るポジションである
岩崎選手は「勝ちパターンで投げることがすべてといったらおかしいかもしれないけど、そういう気持ちに応えたいという思いだけでやっている」と述べ、首脳陣の期待に応えようとする強い意志を示している
彼は2008年にソフトバンクからプロ入りし、2017年には自己最多の72試合に登板し、46ホールドポイントを挙げ最優秀中継ぎ投手に輝いた経験豊富な選手だ
さまざまな故障を乗り越えた岩崎選手は、中日での2022年シーズン中に受けた右肘の靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)以降、体へのケアに特別な注意を払っている
「明日、投げられなくなるかもしれない」という危機感が、ストレッチや湿布を欠かさず行う姿勢に表れている
彼の移籍後の成績は9試合で2勝0敗、3ホールド、防御率2.00という安定した内容で、特に6月20日のヤクルト戦での初白星と、同28日の楽天戦での通算100ホールドの達成は特筆に値する
岩崎選手の加入はブルペンにおける安定感をもたらすだけでなく、他の投手たちにも良い影響を与えている
特に厚沢1軍投手コーチは「才木が(岩崎)翔から吸収しようとしている姿がある」と話し、彼の経験やメンタリティが若手選手にとって大きな財産になると期待を寄せている
岩崎選手の努力と経験が、チームの雰囲気を変えるきっかけになっている。多くの選手が感じることの少ない実績を持つ選手の存在が、若手選手にとって良い刺激となっていることは明らかだ。これからのシーズンでも彼の活躍を期待せずにはいられない。
キーワード解説
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