ナショナルズの小笠原、初登板で無念の結果に – メジャーリーグデビュー戦を振り返る

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ナショナルズの小笠原慎之介投手(27)は、2025年7月6日(日本時間7月7日)に本拠地ワシントンDCで行われたレッドソックス戦でメジャーリーグ初登板を果たしましたが、その結果は厳しいものでした

小笠原は2回2/3を投げ、7安打2三振1死球を許し、4失点

最終的にチームは4―6で敗れ、彼のデビュー戦は黒星となりました

試合の流れと小笠原のパフォーマンス

試合の初回、レッドソックスの先頭打者イートンが初球をヒットし、その後のゴンザレスは三振に打ち取るものの、イートンは盗塁に成功しました

続くアンソニーの適時打で1点が入ると、レフスナイダーが2ベースヒットを放ち、ストーリーには2点本塁打を浴びるなど、小笠原はわずか22球以内で4点を失います

天候の影響とその後の展開

2回には、にわか雨で約17分の中断がありましたが、その後は無失点で切り抜けました

しかし、3回には突如、外野への飛球2本で2死を取りながらも、二塁手の失策で走者を許しました

そして、右前打を打たれた段階で降板を余儀なくされました

小笠原の投球は55球に達し、最速は92.6マイル(約149キロ)

投球内容はカーブやスライダーが高めに入ったり、直球が甘くなる場面が見受けられました

小笠原のメジャー移籍と期待

小笠原は昨オフ、中日からポスティングシステムを利用してナショナルズに移籍しました

しかし、オープン戦では成績を残せず、3月には3Aロチェスターへ降格

そこでの成績も振るわず、右脇腹の怪我も重なり、6月にはようやくフロリダ・コンプレックスリーグで実戦復帰を果たしましたが、明るい未来を示すまでには至りませんでした

ナショナルズの現状と小笠原への期待
チームは37勝52敗でナ・リーグ東地区の最下位に沈んでおり、慢性的な投手陣の問題にも直面しています

小笠原にはこの状況を打開する期待がかかっていましたが、今のところその実力を完全には発揮できていない状況です

小笠原選手のメジャーリーグデビューは、期待されたものの結果は厳しいものでした。今後の成長が期待されるだけに、今回の経験を次に活かしてほしいです。ナショナルズが困難な状況にある中で、投手陣の強化が求められています。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは? 高校や大学で活躍した選手がプロ入りを希望する際、海外のチームに交渉権を得るための制度です。
  • 防御率とは? 投手が許した失点を投球回で割ったもので、低いほど優秀な成績を表します。

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