巨人・代木大和投手が復帰4戦目で好投、トミー・ジョン手術後の復活に期待高まる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◆プロアマ交流戦 巨人3軍 5―1 IMF BANDITS 富山(9日・ジャイアンツ球場) 昨年4月に「左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術」(通称トミー・ジョン=TJ手術)を受けた巨人の代木大和投手(21)が、復帰4戦目で好投した

この日は5回から2番手で登板し、1回1安打無失点

最速は150キロを計測した

代木選手は復帰後初となる中4日での登板に対して、「結果は良かった

少し体が疲労した状態で投げられたことが1つの収穫」と納得の表情を浮かべた

しかし、左打者に安打を許したことについては、「左打者にどういう攻めをしなければいけないかが考えどころ」と次回登板への課題も示した

駒田徳広3軍監督は「大きな故障だったけれど、故障前よりボールの出力が上がっている

こうした調整をしてくれていたので、故障を自分のプラスにしてうまく調整してくれた」と選手の成長を喜んだ

代木選手は21年ドラフト6位で明徳義塾高から入団し、23年には1980年以降の10代投手としては22年ぶりに開幕1軍入りを果たし、4月4日のDeNA戦でプロ初登板を達成した

昨年7月には左肘クリーニング手術を受け、その後はリハビリに専念しながらトミー・ジョン手術を受けた代木選手

現在もトレーニングを重ね、球速は上昇している

彼は「今は手元で強い真っすぐが自信を持って投げられているので、困った時にまっすぐで押せるようなピッチャー像が目標」と語り、パワーアップした姿で復活への階段を駆け上がる決意を示した

代木大和投手の復帰は、プロ野球界においても注目されるニュースだ。彼の投球内容やトレーニング成果は、リハビリを経て復活を目指す他の選手にも励みになるだろう。ただ、左打者への攻撃方法など課題も残るため、今後の成長を見守りたい。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは?肘の靱帯を再建する手術で、主に投手が受けることが多い。この手術を受けることで投球機能を回復させることが期待される。
  • 靱帯(じんたい)とは?関節を安定させる役割を持つ組織で、筋肉と骨をつなげている。靱帯の損傷は関節の機能に影響を与える。
  • 復帰とは?怪我や病気から回復し、以前の状態に戻ることを指す。選手にとっては競技に復帰することが重要なステップである。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。