先発としてマウンドに上がった大津投手は、7回を投げて3安打1失点(自責0)という成績を残し、相手打線を封じ込めた
大津投手は試合後、「(練習で)フォークを徹底しているので
一番変わったかな
めちゃくちゃ楽しいです
充実しています」と、フォークボールの改良に自信を見せた
3年目の今季は、5月14日の西武戦での登板で5回途中2失点を喫し、同17日に出場選手登録を外れる苦しい時期を経験した
その後のファームでの練習を通じて、フォークボールの技術向上に力を入れたという
「1軍の時は優先順位が低かった球種ですが、絶対に上で必要だなと自分の中で理解していた」と振り返る大津投手
彼は他の投手にアドバイスを求め、球団が持つ最新機器である「トラックマン」やハイスピードカメラを活用し、フォークボールの理想の変化を追求した
出場選手登録を外れる前には自信が持てなかったフォークだが、「(ホーム)ベースの20~30センチ上の高さに投げ切ることができれば、空振りが取れる」と自信を深めている
今回の広島戦では、イニング間に映像を確認しながらフォークの高さに気を付けて投げ、6三振を奪う結果を残した
「(1軍で)いつでも投げたい
準備万端です」との言葉も聞かれ、1軍復帰を期待されている
大津投手の苦しい時期を経ての成長が印象的です。フォークボールに対する徹底した改良は、プロとしての自覚を感じさせます。彼の努力が実を結び、1軍での活躍が待ち望まれます。
キーワード解説
- フォークボールとは?:フォークボールは、投手が投げる変化球の一つで、主にバッターの空振りを狙うための球種です。ボールが急に落ちる特性から、バッターが打ち損じることが多いです。
- トラックマンとは?:トラックマンは、選手の投球や打撃の動きを解析する最新の機器で、球の回転数や球速、軌道を詳細に計測します。これにより、選手は自分のパフォーマンスを科学的に改善することが可能となります。

