ナショナルズの小笠原慎之介、メジャー2度目の先発で4回3失点の苦しい内容
ミルウォーキーで行われた「ブルワーズ―ナショナルズ」の試合にて、ナショナルズの小笠原慎之介投手がメジャー2度目の先発マウンドに立ちました試合は12日に行われ、小笠原は4回を投げて4安打3失点、与四球1、奪三振2を記録しました
投球数は56球で、ストライクは34球を投げ込む形となりました
最速149キロをマークした小笠原の防御率は9.45です
第1回の登板は6日のレッドソックス戦であり、その後中5日の調整を経て2度目の先発に臨みました
前回の登板では初回に4失点を喫しており、今回は改善を期待されていました
初回、先頭バッターのフレリックを147キロの直球で中飛に打ち取った後、続くコントレラスをナックルカーブで二ゴロに仕留めました
2死後には3番のチョーリオに三塁内野安打を許しましたが、捕手のアダムスが完璧な送球で二盗を阻止しました
ナショナルズは2回にライルの2号ソロにより先制点を得て、小笠原を援護しました
小笠原はその後、先頭のイエリチに四球を与えましたが、5番ボーンをカウント2－2からチェンジアップで遊ゴロの併殺に取り、コリンズにはこの日最速の149キロ直球で三ゴロに仕留めました
また、3回には11球で3人を抑え、無失点に切り抜けました
その後、味方打線が1点を追加し、リードを広げました
しかし、4回の投球で2巡目となったフレリックに死球を与えて流れが変わりました
コントレラスをカウント1-2と追い込みながら内角直球を左前へ運ばれ、さらにチョーリオには1ストライクから外角チェンジアップを左越えの二塁打で許し、2走者が帰還し同点に
その後、ボーンにも左翼線への適時二塁打を浴び、逆転を許しました
小笠原は昨オフに中日からポスティングシステムを利用してナショナルズと2年間350万ドル（約5億円）で合意しました
先発ローテーション入りを目指してキャンプに臨んだものの、オープン戦での5登板では防御率11.25と結果を残せず、3A降格が決まりました
3Aリーグでは6登板で1勝1敗、防御率4.50を記録
また、開幕直後には右脇腹痛で負傷者リスト入りする事態にも見舞われました
小笠原選手のメジャーでの挑戦は、増大するプレッシャーとの戦いでもあります。今回の試合でも瞬時に流れを変えられる瞬間がありましたが、それだけに適応していく必要性が感じられます。次回の登板に向けて、改善点をしっかりと把握し、さらなる成長を期待したいです。
キーワード解説
- ナショナルズとは？ ナショナルズは、メジャーリーグベースボール（MLB）のナショナルリーグに所属するプロ野球チームで、ワシントンD.C.を本拠地としています。
- ポスティングシステムとは？ ポスティングシステムは、日本のプロ野球選手がメジャーリーグに移籍する際に、契約を希望する球団に選手を譲渡するための制度です。
- 防御率とは？ 防御率は、投手がどれだけ安打や失点を防げるかを示す指標で、一般的には9イニング（1試合分）でどれだけ自責点を与えるかを計算します。
