しかし、試合内容は厳しいものでした
試合のハイライト
小笠原は４回を投げ、４安打・３失点という成績で降板初回から多彩な変化球と直球を駆使し、初回には盗塁死、２回には併殺打を取り、順調に思われました
しかし、３回以降、相手打線に変化が見られました
裏目に出た制球
２回り目に入った相手打線に対して、先頭打者フリリックに死球を与え、続くコントレラスとチョウリオには連打を許してしまいましたこの結果、１失点を許し、その後もチャンスを掴んだボーンにはナックルカーブを打たれ、逆転につながる二塁打を浴びました
結局、５６球での降板となりました
直近の登板との比較
小笠原はメジャーデビューとなる現地時間６日のレッドソックス戦では、初回にいきなり４失点し、２回２／３を投げて７安打・４失点という記録で黒星スタートを切りました契約と復帰後の状況
中日からポスティングシステムを通じてナショナルズと２年総額３５０万ドル（約５億４３００万円）で契約その後、オープン戦では結果が振るわず、開幕はマイナーチームからのスタートとなりました
傘下の３Ａロチェスターで３試合に登板しましたが、腹斜筋を痛めて４月にＩＬ入り
６月には復帰し、マイナーリーグで６試合に登板、１勝１敗、防御率４・５０という結果を残しています
小笠原選手は、メジャー初の登板が厳しい結果となりましたが、若手選手にとって成長のための貴重な経験となるでしょう。今後の試合での改善を期待せずにはいられません。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは？：これは、日本のプロ野球選手が海外のチームと契約するための制度で、チームが選手を海外の球団に譲渡することで、譲渡費用を受け取る仕組みです。
- 防御率とは？：投手が与えた得点を投球回数に基づいて計算した指標で、数値が低いほど優れた投手とされています。
