中日・大野が3年ぶりの完投勝利を達成、師匠今中氏の91勝に並ぶ

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2025年7月12日、名古屋のバンテリンドームで行われたプロ野球の試合において、中日ドラゴンズの大野雄大投手が広島東洋カープに対して7-1で勝利を収めた

これにより、大野は3年ぶりの完投勝利を飾り、恩師である今中慎二氏が積み上げた通算91勝に並ぶ快挙を達成した

師弟の歩み

大野の今中氏との出会いは2012年に遡る

当時、大野はドラフト1位で入団したばかりの2年目選手であり、今中氏は2軍投手コーチを務めていた

大野は当初、スタミナ面での不足があったものの、今中氏は彼の持つ驚異的な走力に注目した

肩に対する指導

今中氏は大野に「インステップ」を矯正するよう指導した

インステップとは、投球時に足の動きが内側に入ることを指し、肩にかかる負担を軽減するために重要な動作である

この指導は、今中氏自身が抱えていた肩の故障経験からのものであった

道のりと成長

大野はこの指導を胸に刻み、2020年には沢村賞を受賞し、2021年には東京オリンピックで金メダルを獲得するまでに成長した

今中氏は、大野の成長には「人との出会い」が大きな要因であったと語る

ふたりの軌跡
一方、大野は今中氏との交流の中で様々な失敗も経験している

特に印象深いのは、過去に「やけど事件」と呼ばれる失態であり、ゲームセンターでの出来事が挙げられる

これらは若気の至りとして笑い話になっているが、二人の関係性は深いものである

今中氏は「大野はかわいくて、律義な男」と、その人柄を称賛している

この言葉からも、両者の間には監督と選手以上の信頼関係が築かれていることが伺える

今回の大野雄大投手の活躍には、多くのファンが感動を覚えていることでしょう。師匠である今中慎二氏との交流が、彼の成長の大きな支えとなっていることを改めて実感させられます。過去の失敗も糧にし、彼がどのような道を歩んできたかを知ることで、今後のさらなる活躍にも期待が高まります。
キーワード解説

  • 完投勝利とは?:完全な試合を通じて1人の投手が投げきることを意味し、試合中にリリーフ投手を交代させずにその投手が試合を終えることを指します。
  • インステップとは?:投手が投球する際に、足を内側に動かす形のことで、適切な投球フォームを維持するためにはこの動作が重要です。
  • 沢村賞とは?:日本のプロ野球において、最も優れた投手に贈られる賞であり、年間最優秀の投手に与えられます。
  • 金メダルとは?:オリンピックをはじめとする国際的な競技会において、最も優秀な成績を収めた選手やチームに授与される、最高の賞です。

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