花巻東、ノーシードでの夏大会初戦を快勝

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◆第107回全国高校野球選手権岩手大会:1回戦 花巻東 7 - 1 盛岡中央(13日・きたぎんボールパーク)岩手県の高校野球大会において、花巻東が初戦で盛岡中央に7対1で勝利を収めました

この試合は、夏の大会でノーシードとしての闘いを開始する花巻東にとって、非常に重要な一戦となりました

花巻東では、内野手の大翔(だいと)選手(2年)が「4番・一塁」として出場し、2安打を記録

この試合の先制点は、4回の無死一塁から新田光志朗選手(3年)が右越えの2ランホームランを打ったことにより生まれました

その後、古城選手が放ったヒットが中堅手の前に落ち、その流れを受けた後続が3点を追加

結果的に大翔選手は2安打1得点の好成績でチームの勝利に貢献しました

大翔選手は神奈川県出身ですが、「大谷翔平選手を指導した監督のもとで野球をやりたい」として花巻東への入学を決意しました

彼は「本当に野球に打ち込める環境だ」と語り、前のチームに比べて意識が高まったことを明かしました

冬季には木製バットを使い、1日に1000スイングを行うなど、相当な努力を重ねてきました

この努力のおかげで、この日の結果に繋がったと振り返ります

特に、父であり現巨人のコーチでもある古城茂幸氏から贈られた言葉「先輩のために、仲間のために」を常に心に留めている大翔選手

この日は多くの部員がスタンドで応援してくれ、その声援があったからこそ打てたと感謝の意を示しました

花巻東は、センバツで8強入りしながらも春の県大会は初戦敗退

この夏は18年ぶりにノーシードで挑むため、選手たちの意気込みは非常に強いです

大翔選手は「次の一戦を本気で勝ちにいきたい」と意気込みを語り、試合を通じて、24年ぶりのノーシード夏大会勝利に向けた挑戦が始まりました

今回の花巻東の勝利は、努力とチームワークの賜物です。大翔選手のように、選手が自身の成長のために日々努力する姿勢は、他のチームメイトにも良い刺激となります。今後の試合でもこのような心の持ちようがチーム全体の力に結びつくことが期待されます。
キーワード解説

  • ノーシード:トーナメントやリーグ戦で、シード権を持たないチームのこと。シード権を持つチームよりも逆境から始まるため、特に勝利が難しいとされる。
  • 木製バット:プロ野球で一般的に使用されるバットで、金属製のものと比べて打球の飛距離やバットの反発力が異なる。選手の打撃技術に直結する重要な道具。

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