彼はこの試合で2安打1失点と見事な投球を披露したが、試合後に「本塁打さえなければ完封だったんで
最悪っすね」と実に悔しさを滲ませた
この発言には、達の向上心と成長が如実に表れている
達孝太選手の強心臓ぶり
21歳の達は、試合中に見せた冷静さが印象的だった7回には西武のネビン選手に9号ソロを浴びて1点差に詰め寄られ、続く山村選手には四球を出したが、その場面で代走の滝沢選手にけん制を入れると西武ファンからは大ブーイングが上がった
これに対して達は「ブーイングが楽しくなっちゃって、もう1回聞きたいなと思ってまた(けん制)投げちゃった」と答え、強心臓ぶりを発揮した
後続の打者を抑え、最少失点でゲームを終えた
成長を感じさせる余裕
プロ初完投を果たした6月29日の西武戦(ベルーナドーム)では疲労から限界寸前のピンチを迎えたが、この日の達は余力たっぷりで登板後には「気持ちは楽でした」と余裕を持って試合を締めくくった未来への抱負
また、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で「侍ジャパン」の指揮を執る井端弘和監督が視察に訪れていたが、達は「特に意識はしなかった」としつつ、「(WBC)一回行ってみたいですね」と期待を持たせるコメントを残した記録更新と今後の展望
デビューからすべて先発登板での7連勝を果たし、自身の持つプロ野球記録を更新した達今後の成長次第では、野球日本代表の一員としての姿も見えてくるだろう
達孝太選手の成長ぶりは目を見張るものがあります。若干21歳での連勝記録更新や、試合中の冷静なプレーは、将来的にさらなる活躍が期待される要因です。特に、過去の経験を踏まえた余裕のあるピッチングは、成長を物語っています。今後の活躍が楽しみです。
キーワード解説
- 完投とは?:投手が試合全体を投げきることを完投といい、特にチームが勝利した際にはその価値が高まります。
- けん制とは?:ベースランナーを牽制するために投手が行う投球方法で、相手の動きを抑制する狙いがあります。
- WBCとは?:ワールド・ベースボール・クラシックの略で、国際野球連盟が主催する世界一を争う大会です。

