プロ野球界を彩った津田恒実氏の軌跡と『津田プレート』の設立

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『炎のストッパー』として知られる津田恒実氏が、プロ野球界に残した功績が改めて注目されている

彼の33回忌を前に、名投手の足跡を辿る特別なプレートが設立されることとなった

不屈の精神が生んだカムバック劇

津田氏は1984年にプロ入りし、ルーキーイヤーから11勝を挙げて新人王を獲得するなど、一軍での活躍を見せた

しかし、プロ2年目からルーズショルダーや中指の血行障害に悩まされ、登板機会が減少するという苦境に立たされる

血行障害とは?

血行障害は、血液がスムーズに流れず、酸素や栄養が筋肉や細胞に届きにくくなる病状を指す

この状態では、選手は自分のパフォーマンスを発揮できず、キャリアに深刻な影響を与えることがある

津田氏は、世界初となる中指の靭帯摘出手術に踏み切ることを決断

手術は成功し、1986年からストッパーとして活躍することになった

この配置転換は彼にとって非常に効果的で、150キロを超える迫力ある直球を復活させて、49試合に登板し、防御率2.08、22セーブを記録した

カムバック賞の受賞

カムバック賞は、日本プロ野球連盟が故障や不調から復活した選手に贈る特別な表彰だ

津田氏は1986年の活躍により、この賞を受賞し、リーグ優勝にも大いに貢献した

座右の銘『弱気は最大の敵』は、彼の投手人生を象徴する言葉と言える

受賞者
1979年 三村敏之
1986年 津田恒実
2002年 前田智徳
2012年 大竹寛
津田氏の遺した足跡は、今もなお多くのファンに愛され、語り継がれている

彼の存在は、後に続く選手たちにとっても大きな励みとなるだろう

津田恒実氏はプロ野球界において不屈の闘志を持った名投手として知られ、その功績は多くのファンに愛されています。彼のキャリアの中で多くの試練を乗り越えたことが、後に続く選手たちにも勇気を与えているのでしょう。
キーワード解説

  • 血行障害とは?
  • カムバック賞とは?

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