ソフトバンク、逆襲の6連勝で首位へプレッシャー

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 プロ野球・パ・リーグの福岡ソフトバンクホークスは、7月21日の西武戦(ベルーナドーム)で4-1の逆転勝ちを収め、今季最長の6連勝を達成しました

これにより、同一カードでの3連勝は今季5度目となり、前半戦を最高の形で締めくくりました

現在、ソフトバンクは51勝34敗4分け、首位の日本ハムに2ゲーム差の位置につけています

この勝利は、首位にかかる重圧をさらに強める結果となりました

 開幕初めはつまずきを見せ、一時は借金が7まで膨れ上がりましたが、小久保監督の指導のもと、見事な巻き返しを見せています

「何をして(チーム状態が)良くなったのか、分からなかったくらい…」と指揮官が語るように、4月の頃はチームは低迷していました

 その原因として、開幕時に主力選手の相次ぐ故障が挙げられます

特に、腰の手術で開幕カードから離脱した近藤選手をはじめ、昨シーズンでの絶対的な主砲・柳田選手も長期離脱、その後も今宮選手や周東選手といった核となる選手が故障に見舞われました

このような予想外の事態に、チームは苦境に立たされました

 小久保監督は「育成や期待をかけて育てる」という方針を排除し、勝利を優先する厳しい決断を下しました

その一環として、4番の山川選手を外す選択や、スタメンから外すことも視野に入れたとことを明かしました

特に、山川選手を7番に下げる決断は、勝つためには非情になれる一手でした

 また、開幕直後は代打専門であった中村晃選手の起用法を見直し、6月には不振のオスナ選手を守護神から解任するなど、監督の判断は迅速に行われました

この日の試合では、2か月ぶりの一軍先発で今季初勝利を挙げた大津選手に対しても、監督は「怒りの投球だったんじゃないですか

エネルギーに変えるものは何でもいい」と話しました

 小久保監督の連続した厳しい決断が、チームの逆襲を引き起こし、力を引き上げる結果へとつながっています

ソフトバンクの今季の逆襲劇は、監督の厳しい決断や選手たちの奮闘によるものです。多くの主力選手が怪我をしている中で、チームが結束して勝利を重ねている姿は感動的です。特に、開幕当初の苦しみを乗り越えたことが素晴らしい成果に繋がっています。
キーワード解説

  • 逆転勝ちとは?:試合の途中で負けている状態から、勝つ方向に進むこと。
  • 連勝とは?:連続して勝利を重ねること。
  • 主砲とは?:チームにおいて最も打撃が期待される選手。
  • 故障リストとは?:怪我などで出場できない選手のリスト。
  • スタメンとは?:試合の先発メンバー。

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