広島カープ、最下位ヤクルトにサヨナラ負けで借金6に
戦力補強の遅れが響く
広島東洋カープは、21日の東京・神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの試合で、6-7でサヨナラ負けを喫したこの結果、広島はヤクルト相手にまさかの3連敗を喫し、今季最多の借金を6とした
試合の詳細
試合開始から8回の終了時点では6-4とリードしていた広島しかし、4番手投手のハーンが誤算となり、9回二死一、三塁の場面で伏兵・赤羽選手に左翼ポール際への3ラン本塁打を浴びてしまった
新井貴浩監督(48)は試合後、「しょうがない」と力なく振り返るしかなかった
前半戦の振り返り
広島は前半戦を38勝45敗5分けでフィニッシュし、借金7の5位という結果となった監督は「なかなか思うような戦いはできていない
しかし、まだまだ上にいけるチャンスはあるから、後半戦に備えたい」と神妙な面持ちで語った
後半戦の課題と他球団の補強状況
7月は3勝12敗3分けと失速傾向にある広島にとって、後半戦の目標はAクラス確保となるしかし、他球団はすでに数々の選手補強を行っており、首位の阪神はブルペン強化のためにグラント・ハートウィグ投手を獲得するなど、広島だけが補強に成功していない状況だ
不運な状況
広島も他球団に負けじと、5月以降、右投手のブルペン補強に取り組んできたしかし、対象とした投手が相次いでメジャー昇格
このように、実力を見抜く目利きが正確すぎるため、赤ヘルにとっては「運のなさ」も重なり、新助っ人獲得作業が長期化している
開幕から支配下58人で試合を続けてきた新井監督のもと、チームは新戦力の獲得を切望しているが、結果が出るのは8月中旬以降になる可能性が高く、戦力の上積みが求められる
育成からの昇格を含め、70人の上限の中で残り2枠をどう使うか、熟考が必要となる
広島カープは、最下位のヤクルトにサヨナラ負けするという予期せぬ結果に見舞われ、今季最多の借金を抱えることになった。新井監督の指導のもと、チームは補強を試みたものの、他球団との競争が激化する中、自らの戦力を増強できていない状況は緊迫感を増している。後半戦に向けて、どのように戦力を整えるかが試金石となりそうだ。
キーワード解説
- サヨナラ負けとは?試合の最終回に、同点または負けている状態で、相手チームに走者がいない状況で得点を入れて勝つことを指します。
- ブルペンとは?試合中に投手が待機し、必要に応じて登板する投手の陣容を指します。中継ぎ投手が多く含まれます。
- 新助っ人とは?チームが新に獲得した外国人選手を指します。戦力強化のために期待される選手たちです。

