特に注目を集めたのは、「1番・左翼」として出場した水谷瞬外野手(24)の活躍です
彼は4回にロッテの先発ピッチャー、ボスが投じた148キロの内寄り低めのボールを捉え、左越えに見事な10号ソロ本塁打を放ちました
昨季は“幻の1号”という不運も経験した水谷ですが、今季は自信を持って自身初の2ケタ本塁打に到達しました
水谷は打席で高い集中力を発揮し、2球で追い込まれてもファウルで粘り、最終的に打ち取ったボールをたたきつけました
前の打席ではチャンスで三振に倒れたこともあり、「やり返しじゃないですが、そういう気持ちの乗ったホームランだった」と語りました
この日は、愛知の実家から両親と愛犬が観戦に訪れた特別な日で、家族に最高のプレゼントを贈る形となりました
水谷は、「両親と愛犬が来ているので、いいところを見せたかった
1本打ててよかったです」と嬉しそうにコメント
実家では新たに2匹の犬が増える計画もあるといい、「かわいいですし、実家に帰る楽しみが増えますよね
僕は犬アレルギーなんですけど(笑)」と意外な告白もありました
彼にとってプロ7年目で初の2ケタ本塁打となる10号への到達は、昨年の経験も交えて「去年は幻の1本で届かなかったので、ここで乗せられたのはよかった」と笑顔を見せました
昨年、彼は6月2日のDeNA戦でプロ初本塁打を放ったはずが、フェンスに打ち返されてしまい、その後の打席で再度ホームランを記録した経緯があります
昨季は97試合で9本の本塁打に終わった彼ですが、今季はこれまでの40試合で10発と、明らかな成長を示しています
チームも球宴を挟んで4連勝を達成し、貯金は今季最多の22となっています
水谷は「今年の目標は『20―20』
20本は高い目標ですが、後半戦であと10本を目指してやっていきたい」と目標を明言し、チームの優勝を近づけるべく、引き続きの活躍を誓いました
水谷瞬選手の10号本塁打は、単なるホームランではなく、彼自身の成長を象徴する重要な一撃です。昨年は「幻の1号」に苦しみましたが、今季はしっかりと結果を残し、チームも連勝を続けています。家族との絆や彼の目標に対する意欲を感じ取ることができ、これからの彼の活躍に注目したくなります。
キーワード解説
- 本塁打とは?:野球で、打者がボールを打ち、ランナーが全ての塁を周って得点することを指します。
- プロ野球とは?:日本のプロ野球リーグで、セントラルリーグとパシフィックリーグに分かれ、各チームが年間を通じて試合を行う形式のリーグです。
- 内寄りとは?:打席でバッターの体に近い位置に投げられるボールのことを指し、ヒッティングゾーンに入りやすい球の一つです。
- 貯金とは?:野球チームの勝利数から敗北数を引いた数字のことを指し、勝ち越しの状態を意味します。

