この試合で高橋は、見事なコントロールと高速ストレートを駆使し、対するDeNAベイスターズの打線を抑え込みました
試合の初回、高橋は安打と2つの四球で2死満塁のピンチを迎えましたが、DeNAの蝦名達夫外野手(27)を二ゴロに打ち取って無失点で切り抜けました
その後の2回以降、高橋はテンポ良くアウトを積み重ね、味方打線の援護も受けました
特に2回には4安打が集中し、相手のエラーも絡み、一挙に5点を奪うことに成功しました
高橋は昨年11月に「左尺骨短縮術後に対する骨内異物(プレート)除去術」を受け、長期にわたるリハビリを経ての復帰でした
前回の中日戦では6回2失点で勝ち負けなしに終わりましたが、この日は6回、蝦名に中前適時打を許したものの、5回2/3を投げて6安打7三振2四球という好内容でした
さらに、この試合での好投を支えたのが、捕手の坂本誠志郎(31)です
2人がバッテリーを組むのは約4年ぶりで、高橋の持ち味を最大限に引き出しました
試合の後半、高橋の後を継いだリリーフ陣も安定した投球を見せ、リードを守り切って阪神は本拠地甲子園で今季初勝利を飾りました
復活を果たした左腕の好投は、猛虎の快走をさらに加速させることでしょう
高橋遥投手の久々の勝利は、彼のリハビリの成果を物語っています。周囲の期待を背負い、プレッシャーの中で勝利を挙げたことは、今後の阪神にとっても大きな励みとなるでしょう。坂本捕手とのバッテリーも注目で、今後のさらなる連携に期待が寄せられます。
キーワード解説
- 左尺骨短縮術とは?:左尺骨短縮術は、尺骨と呼ばれる腕の骨の一部を短くする手術で、主に腕の激しい動きや外的衝撃からの保護を目的としています。
- リリーフ陣とは?:リリーフ陣は、ある選手が先発で投げた後に、交代して投げる投手たちのことを指します。主に試合の終わりに活躍し、試合を締める役割を果たします。
- 四球とは?:四球は、投手がバッターに対してボールを4回投げてストライクを取れなかった場合に与えられる特典で、バッターが一塁に進むことを意味します。

