中日・藤嶋健人、タフネスぶりとストレートの威力が際立つシーズン

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中日ドラゴンズの藤嶋健人投手(27)が今季もそのタフネスぶりを発揮している

藤嶋はチームのブルペン陣の中心選手となり、試合のあらゆる局面で登板し続けており、まさに”便利屋”としての存在感を示している

今回は彼の強みや課題についてデータを基に解析してみる

藤嶋は今季、早くもチームトップの38試合に登板

直近5年間の通算登板数は242試合に上り、これは日本プロ野球(NPB)全体でも3位にあたる数字である

これは藤嶋の耐久性を象徴するもので、特に彼はビハインド時の登板が多いことが特徴である

この特徴は、藤嶋がクローザー(試合終盤に登板し、試合を締める役割の投手)に位置付けられた他の選手たちと比べて、スポットライトが当たりにくい”便利屋”の役割に徹してきたことを示している

しかし、今季は守護神のマルティネスが退団し、また松山晋也投手の故障も影響し、リードを守る場面での起用が増えている

藤嶋の投球スタイルには独特なフォームがあり、浮き上がるようなストレートが特徴である

このストレートの奪空振り率は12・0%に達し、セ・リーグのランキングでは5位に位置付けられている

一般的に、速球タイプの投手は150キロ以上の速度を出すことが多く、藤嶋のストレートでこの崇高な奪空振り率を維持するのは異例と言える

ただし、藤嶋には改善が必要な点も見受けられる

今季は同点の場面での登板が続き、8月26日のヤクルト戦では1失点を喫して3敗目を迎えた

防御率は9点台に悪化しており、同点時には注意力が欠けやすいためか、四球を出しやすく、今後の競技において重要な課題となる

今後は、藤嶋がどのように厳しい場面で魔法のストレートをコントロールし、成績を改善していくのか、注目が集まる

藤嶋健人選手の存在感は確かに光っており、スチュエーションに関係なく投げる姿勢はファンに勇気を与える。ただ、成果を上げるためにはさらなる成長が求められており、特に同点の場面での攻略が鍵となるだろう。可能性を秘めた選手だけに、今後の活躍が楽しみである。
キーワード解説

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