阪神タイガースは、先発の大竹耕太郎投手(30)が7回無失点で6勝目を挙げ、チームとして1981年以来、44年ぶりの対広島戦での9連勝を達成した
後半戦はこれで負けなしの3連勝を飾り、貯金も今季最多の「21」に膨れ上がった
中日の勝利により優勝マジックの点灯は翌日以降に持ち越されるものの、2年ぶりの覇権奪回に向けて、阪神はさらなる加速を目指している
試合は、初回からテンポの良い投球を見せた大竹が、七回無死満塁というピンチを迎えながらも無失点で切り抜けるなど、圧巻のパフォーマンスを展開
観客やチームメイトの期待を背負い、「代えてもいいところだったと思うけど、しっかり任されて期待に応えるしかない」と前向きな心境を明かした
七回の場面では、先発投手が打たれることが多い中、大竹はポジティブ思考で挑み、代打・野間に対してはピッチャーゴロをイメージして順調に攻撃を封じ込めた
高く跳ねた打球を見事に捕球し、ホームに送球、さらに一塁へ送球して併殺を完成させた
このプレーが大竹の出来栄えを一身に浴びる瞬間となった
広島戦での大竹の強さは、過去の成績を全く気にせず毎回新たな気持ちで試合に臨む「リセット」思考にある
試合が終わった後も「得意意識がない」という言葉が気持ちと投球の安定に寄与していると強調した
4年ぶりに築き上げた強固な投球術が、今回も歓声を呼ぶ結果に繋がった
阪神は中日の勝利を受けて、マジック点灯が持ち越しとなったが、広島戦では歴史的な9連勝を達成し、選手たちの士気も高まっている
「ここから全力で優勝に向かっていきます!」と大竹が意気込みを表明した
大竹の素晴らしい対広島戦成績
大竹は7回4安打無失点の素晴らしい成績を収め、今季6勝目を挙げた彼にとって、この成績は広島戦における圧倒的な対戦成績を反映しており、通算で13勝1敗、防御率1.19という驚異の数字を残している
唯一の敗戦は昨年8月10日のものと、その後は一切落とすことなく好調を維持している
阪神、広島戦での歴史的9連勝
阪神は、過去に広島に敗れてから、5月16日から始まった9連勝を達成したこの記録は、7月中での優勝マジック導入に期待をかけるものであり、現在の選手が歴史を塗り替えていることが実感できる
優勝マジックの点灯条件
30日に阪神の優勝マジックが点灯するための条件は、広島戦に勝利すること、中日が巨人戦で引き分けか敗戦すること、または阪神が引き分けで中日が敗戦することで「39」のマジック点灯が可能となる過去には、阪神が7月中にマジックを点灯させたのは数回あるが、今年も再度歴史を作れるか注目されている
大竹投手の圧巻のピッチングや、阪神の歴史的な9連勝は、チームにとって士気を高める素晴らしい結果です。特に大竹投手は「リセット」思考を持つことで安定した投球を実現しており、多くのファンに喜びをもたらしています。チーム全体、そして特に大竹投手の成長が感じられ、今後がますます楽しみです。
キーワード解説
- ピンチとは?試合中に相手チームが得点をする機会となる状況のことを指し、選手は特に緊張感を持ってプレーする必要がある。
- 防御率とは?投手が与えた自責点を基に評価する数値で、数字が低いほど投手が優れていることを示す。
- 優勝マジックとは?チームが優勝を決定するのに必要な勝利数を示す数字のこと。省略されることが多いです。

