小笠原慎之介投手、念願のメジャーリリーフ登板を果たす

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◆米大リーグ ナショナルズ―ブルワーズ(2日、米ワシントンDC=ナショナルズパーク) ナショナルズの小笠原慎之介投手(27)が2日(日本時間3日)、本拠地・ブルワーズ戦でメジャー3試合目の登板で初めてリリーフ登板する機会を得ました

小笠原選手は試合が2―5の3点ビハインドの状況で、5回から2番手としてマウンドに立ちました

試合開始から今までの登板は先発だったため、リリーフ登板は彼にとって初めての経験となります

先頭バッターには四球を献上しましたが、次のコリンズ選手を中飛に打ち取るなど、続くパーキンス選手には投ゴロ併殺打を記録し、ピンチを切り抜けました

小笠原選手は以前、中日の選手として活躍していた際にポスティングシステムを利用してナショナルズと契約を結びました

契約金は2年総額350万ドル(約5億4300万円)とされています

しかし、オープン戦では不本意な成績を残し、開幕前にマイナーリーグでのスタートを強いられました

先月の7月6日には本拠地でのレッドソックス戦、続く12日に敵地・ブルワーズ戦で先発登板しましたが、いずれも白星を得られず、0勝1敗、防御率9・45という成績で再びマイナーへ降格しました

それでも小笠原選手は1日(同2日)に再昇格し、ブルペン待機となった背景には彼の努力と根気が伺えます

小笠原選手が初めてのリリーフ登板を果たしたことは、選手としての成長を示す重要な瞬間です。特に昨シーズンは思うように成果が上げられなかったこともあり、彼にとってメジャーリーグでの新たな挑戦は非常に価値があります。今後の彼の活躍が期待されます。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは? 日本のプロ野球選手が米国のメジャーリーグに移籍する際に利用される制度で、選手が所属するプロチームが移籍を認め、希望するメジャーリーグのチームに選手の獲得を要請できる仕組みのこと。
  • リリーフ登板とは? 試合中に先発投手に代わってマウンドに上がる投手のことで、短時間で成績を残す求められる役割です。
  • 防御率とは? 投手が与えた自責点をイニング数で割り算し、9イニング換算した数値で、投手の成績を示す重要な指標です。

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