試合後、藤川球児監督（45）は「ゲームとしてはやっぱりすごく悔しいですよね
こういうゲームしたくない」と、厳しい表情で振り返りました
試合のスタートを切った先発投手ビーズリーは、初回から3回まで無失点のピッチングを見せました
特に、3回には3併殺を奪うなど、素晴らしい投球を持続していました
しかし、4回に入ると崩れ始め、岩田選手の安打と内山選手の死球を受けて無死一、二塁のピンチを迎えました
続く村上選手に適時打を許し、先制点を献上
その後、オスナ選手の中犠打でさらに2点目を失いました
ビーズリーは4回終了時点で76球を投げ、6安打2四死球で2失点の結果となりました
攻撃にリズムをもたらすことができませんでした
5回にマウンドに上がった2番手の門別投手は、村上選手に2ランホームランを許し、さらに2回で3失点を記録
8回には4番手の岩貞投手も代打の北村恵選手に3ランを浴びるなど、終始試合は相手ペースで進行しました
藤川監督が試合後に「守りからのリズムというのが全くつくれなかった」と語った通りの内容でした
過去にはチーム防御率1点台を誇る阪神の投手陣がまさかの崩壊を見せ、首位を維持する試合運びができませんでしたが、中日が広島に競り負けたため、阪神の優勝マジックは「34」に減少し、貯金22で首位の座は守られた状況です
藤川監督は、「ファンの方もずっと応援してくれてね
悔しい気持ちは神宮に置いて、名古屋に行きたいと思います
今日は毎イニングでヒットを打たれた
悔しさを持ちはするけど、前向きな気持ちで名古屋に入りたい」と、次の試合に向けた前向きな姿勢を強調しました
5日からは続く9連戦が始まるため、中日戦（バンテリン）からの巻き返しが期待されます
阪神タイガースの試合では、多くの期待が寄せられていたにもかかわらず、大敗を喫してしまいました。藤川監督はその悔しさを強調しつつ、次に向けて意欲的な姿勢を示している点は良い兆しと言えます。特に接戦が続く中で、投手陣の崩壊は痛手ですが、立て直しが期待されます。
キーワード解説
- 併殺とは？ 野球における併殺は、一度のプレイで複数のアウトを取ることです。この技術は、守備側が効果的に攻撃を阻止するために非常に重要です。
- 先発投手とは？ 先発投手は、試合の最初にマウンドに登る投手のことで、通常、長いイニングを投げることが求められます。
- 防御率とは？ 防御率は、投手が許した得点の平均値で、低いほうが優れた成績とされます。
- ホームランとは？ ホームランは、打者がボールをフェンス越えに飛ばして得点することを指します。
