清宮幸太郎が振り返るU-18W杯の経験とキャプテンシー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
日本ハムの内野手、清宮幸太郎選手が、9月に沖縄で開催される「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ」(以下、U-18W杯)について思いを語った

U-18W杯は、1981年から続く歴史的な大会であり、今年はひと際注目を集めている

初出場からの成長

清宮選手は、2015年と2017年にU-18W杯に出場した経験を持つ

1年生ながら主力として4番に座った初出場時、苦戦した木製バットへの対応に悔しい思いを抱いた

「打率.222(27打数6安打)、0本塁打、2打点

木のバットがすごく難しくて思うような打撃ができず、悔しいなという印象が強いです」と過去を振り返る

キャプテンシーを発揮

再びU-18代表として背番号を背負った3年生の時、清宮選手はチームのキャプテンとして、意識的にコミュニケーションを取ることに注力した

「みんなとコミュニケーションを取るかはすごく意識しました」と述べ、チームの結束を重視していたことを明かした

大会中は9試合で打率.219(32打数7安打)、2本塁打を記録し、当時の高校通算最多本塁打記録である111本という素質をしっかりと示した

印象深い仲間との絆

清宮選手が印象に残っているプレーの1つは、2015年の韓国戦での遊撃内野安打だ

自らの激走でセーフとなり、その後の得点につなげるプレーが忘れられない

「終盤にボッテボテのゴロでセーフになって、次の大河さんにつないだ打席はすごく覚えています」と語った

プロへ進んだ仲間たちとのつながりも大切にしており、「楽しいというか刺激になります」とその成長に感謝を述べている

後輩たちへのエール

清宮選手は今年の後輩たちにエールを送り、チーム全体の役割を重視することの重要性を語った

「普段はチームの主力ですが、チームなのでチームに徹しないといけないと思います」と強調し、フォア・ザ・チームの精神で取り組むことを促した

清宮幸太郎選手の振り返りからは、U-18W杯での経験が彼の成長にとって重要だったことが伺える。初の国際大会での苦悩や、キャプテンとしてのコミュニケーションの重要性を理解し、仲間との絆を深めることで、さらなる成長を遂げた。しかし、彼が後輩たちに向けて発信したメッセージには、チーム全体の協力の精神が込められており、選手同士の関係がいかに重要かを再認識させられた。
キーワード解説

  • U-18W杯とは?:野球における18歳以下のジュニア選手たちによる国際大会で、各国が代表チームを編成し優勝を目指す。
  • キャプテンシーとは?:チームのリーダーとして、メンバーをまとめ、士気を高める力や役割のこと。
  • 木製バットとは?:プロ野球や国際大会で使用される、木材を素材にしたバットのことで、打球感や難易度が金属製と異なる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。