巨人・又木鉄平、1軍復帰で粘りの投球もプロ初勝利には届かず

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(セ・リーグ、DeNA-巨人、18回戦、9日、横浜)巨人・又木鉄平投手(26)が、昨年8月以来となる1軍マウンドで注目の投球を披露した

4回68球を投げ、5安打2失点という成績で終えたものの、プロ初勝利は次回へと持ち越された

又木鉄平の試合内容

試合が進む中、又木は自己を顧みる意識を強く持ち、試合の展開に集中して臨む姿勢を見せた

「自分と勝負する前に、まずしっかり相手と勝負するということを心がけたい」という言葉からも、その決意が伺える

特に注目されたのは、第3回のイニングで、1死二塁というピンチで梶原に144キロの直球を打たれ、右中間フェンスを直撃する適時三塁打を許した

その後も蛯名に犠飛を打たれ、2点の失点を喫した

制球力の改善

これまで制球力に課題を抱えていた又木だが、今年は2軍で「自滅がなくなった」と自信を深めた

昨シーズンのように四球を乱発することも少なくなり、この試合では申告敬遠を含む2四球に抑えた

これは彼の成長の一端を示すものであり、シーズンを通してその改善が期待される

同期選手とのライバル関係

又木投手は、同じくルーキーである森田選手と良きライバル関係を築いている

森田は6日に行われたヤクルト戦でプロ初先発勝利を収めており、「彼が勝ってくれて嬉しかった」と語っている

2人は社会人時代からの知り合いであり、共に先発ローテーションに名を連ねることを目指している

次回に期待
今回の試合で得た貴重な経験を活かし、次の登板での勝利を期待したい

プロ初勝利の瞬間は、是非とも早く訪れてほしいものである

今回の試合では、巨人・又木投手が1年ぶりの1軍登板という中で、実力を発揮しつつも初勝利には届かなかった。来季に向けた課題がいくつか見えてきたが、これからの成長に期待がかかる。
キーワード解説

  • 制球力とは?投手がボールを投げる際に、コントロール良く目的の場所に投げられる能力を指します。
  • 申告敬遠とは?ベンチが選手に意図的に四球を与えるよう指示することを言い、通常の四球とは異なります。

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