NPB復帰後3戦目となるこの試合で、藤浪選手は7回途中まで投げて2失点という成績を収めたが、勝ち星は得られなかった
しかし、本人は「勝ち負けは気にしていません」と語り、主に試合を作ることに意識を集中させた
この日の対戦相手である東京ヤクルトは、過去に対戦した中日と異なり、右打者を多く起用するオーダーで挑んできたが、それにも関わらず藤浪選手は安定したピッチングを見せた
心配されていた抜け球もほとんどなく、前回の試合と同様にゾーン勝負でアウトを重ねた
日本球界復帰後、彼の防御率は1.45と安定しており、9イニングあたりの平均与四球率は3.375に改善されている
これは、アメリカのタコマでの与四死球率12.50と比較すると劇的な進歩であり、特にまもなく改めてファームでの登板時の4イニング7四死球に比べても短期間での上達が顕著である
また、藤浪選手は「勝利はもちろん目指しますが、勝ち負けはコントロールできない要素です」と自己管理の重要性を強調
マウンドでは「味方に点が入ったか、相手に得点が入ったかはあまり考えない」とした上で、雑念を排除し、自分に課された「タスク」に集中する姿勢を見せている
藤浪選手は、ストライクゾーンに投げる確率を高めるための配球選択にも意識を寄せており、「打ち取れる確率が高いボールを選択する」との姿勢を貫いている
また、3球で1ボール2ストライクのカウントを目指し、効果的なピッチングを追求している
藤浪選手のピッチング改善が目立つ中、勝ち星は得られなかったものの、そのパフォーマンスには多くのポジティブな要素が見えた。特に自己管理や雑念を排除する態度は、プロの選手として非常に重要な要素である。
- 防御率とは?
- 与四球率とは?
- ストライクゾーンとは?






